信州で高山蝶を

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今回もマイカーで信州へ。今回の目標は高山蝶。その名の通り、基本は標高が高い場所に生息する蝶で、ほとんどが未見だったため、連休を有給で挟んでまとめてチャレンジすることに。

有給である初日と最終日は移動日だったが、初日は少々いつもの場所巡り。ウラジャノメやミヤマシジミなどおなじみのメンツを見たくらいで終わり、最終日は中国地方でポイントを回ったが成果は出ず。

連休の始めは蝶ヶ岳。連休の登山者は多いと聞いていたため、前日の夜に駐車場に向かったがすでに何台もの車が。割とすぐに埋まってしまったようだ。
早朝から登山を開始したが、本格的な登山は初めてで、体力が持たず、細かい休憩を挟んでなんとか登頂に成功。途中でミヤマモンキチョウを確認し、その後休憩をし改めて蝶を探していると、開けた場所でテリトリーを張るタカネヒカゲを発見。天候が曇りになり彼が居なくなるまでずっと観察をしていたが、割と俊敏でテリトリーに入った他の蝶を猛然と追いかけるようだ。
少々陰り始め、タカネヒカゲが居なくなった後、一匹のミヤマモンキチョウが岩場に降りてじっとするように。どうやら高山蝶は総じて天気が少しでも悪くなると活動をやめてしまうようだ。

連休の中日はバスで上高地へ。こちらも岳沢小屋までの登山を敢行。しかし、昨日の登山でかなり足にダメージを負っておりかつ、普段着。さらに思いの外険しい道でかなり手こずりながらも山小屋まで登頂できた。この日確認出来た蝶は複数のコヒョウモンやヒメシジミ、そして狙いの蝶である、クモマベニヒカゲ。一番の目標であるタカネキマダラセセリを確認出来ずに、下山。この日は連休の中日であり、帰りのバスの待ち時間2時間で参ってしまったりと、色々と課題が残った日となった。

連休最終日は別の場所で無難に五目撮り、と考えていたが、結局昨日の件で踏ん切りが着かず、再度上高地へ行くことに。午前中はオオイチモンジのメス達と戯れることが出来、この時点で非常に満足していたが、ちょっとしたきっかけでまたもや岳沢小屋への登山を敢行。昨日の登山が荒療治となったようで、足のダメージがだいぶ和らいだことに加え、登山装備でチャレンジしたこともあり、あっさりと登ることが出来た。登ってポイントで待っていると割とすぐにタカネキマダラセセリの姿が。
すぐに姿を消してしまったが、これで満足し、帰路の道へ。

振り返ってみると連休中はいずれも登山を敢行するという非常にハードなスケジュールだが、なんとか見たいものが全部見ることが出来た。自分の考えはころころ変わるので数年後の自分は何を考えているかは分からないが、当分はこのような無茶な事は控えていこうと思う。