
































2年ぶりの北海道へ。目標は15年前に初めて大雪山に行って以降一度も見ていない高山蝶。今までに何度かチャレンジしたが、天気の兼ね合いで失敗していた。去年は仕事が忙しく断念したが、今年はなんとか休みを確保した。
初日はほぼ移動日。近場で少しだけ撮影してひたすら宿へ。久しぶりのフタスジチョウやウスイロオナガシジミを撮影出来た。
2日目は曇りがち。昼前後は雨の予報だったが、ダメ元で登山を敢行。雨は降らずたまに晴れたが風が強く、蝶はいなかった。代わりにギンザンマシコのつがいがいた。
昼前には下山し近場を探索したところ、雨が降り始めたので別の場所へ。こちらでも久しぶりのオオヒカゲやウラジャノメがいた。ゼフィルスも普通に発生しているようだ。その中にアカシジミも居たがもしかするとキタアカシジミかもしれない。
3日目は基本晴れ。気合いを入れて早めに登ってきたが、来て早々近くにウスバキチョウが止まってくれた。時期が時期なだけに状態は悪いがメスの一部に関してはまだまだ状態は良さそうだった。ダイセツタカネヒカゲもすぐに飛び始め。中には羽を広げてくれたものも。最後にアサヒヒョウモンだが、昼前になってようやく近くの花に来てくれた。カラフトルリシジミはここではまだ早いので見かけなかったが、幸先良く3種を撮影することが出来た。ちなみにこの日もギンザンマシコのつがいが現れなぜかこちらに近づいてきた・・・。
昼過ぎには山を下り、別の未見の蝶を探したが1種は時期が遅いのかいなかったもう1種のカラフトセセリ(どちらかというと外来種?)を発見出来た。
4日目は完全に予備日で具体的な計画は立てておらず。なので今回まだ撮影していない蝶探しを。成果としてはオオイチモンジや春型は撮影したことがあるアカマダラの夏型を撮影出来た(ちょっと異常型?)。
最終日である5日目は当初はそうそうに帰路につこうかと思ったが、前日に時期が早いと諦めていたカラフトルリシジミの情報を手に入れてしまい、居てもたってもおられず、早朝に飛び出した。幸い帰りとは違うルートとなるが、走行距離自体は帰路と大差がないし、ナキウサギが居るので最悪それでも良いかという判断。これが幸いでカラフトルリシジミは居てくれた。ただ、どうみても発生は大分前からしていたようで、オスはほとんどがボロボロ。今年は大分前から暑かったためだろうか・・・?ナキウサギも早々に撮影出来たのでまだ朝の時間帯だったが帰路につき、空港の近くでエゾヒメシロチョウ探し。この場所は普通のヒメシロチョウも居るので区別が難しいが、おそらくは合っていると思いたい・・・。
そんなこんなで高山蝶を撮影する目標を達成することが出来、充実具合が素晴らしい行程となった。まだ未見の蝶は居るし、しっかりと取り直したい蝶もいるので北海道を卒業することはないが、せめてもう少しのんびりとした行程としたい・・・(大雪山をぐるりと廻って走行距離は1100km超えた)。